Go to Contents Go to Navigation

韓国の半導体シェア 32年には19%に拡大し世界2位=米報告書

記事一覧 2024.05.09 11:13

【サンフランシスコ聯合ニュース】2032年に世界の半導体生産能力に占める韓国の割合は19%に拡大し、台湾(17%)を抜き、中国(21%)に次いで2位につけると予想される。業界団体の米国半導体工業会(SIA)と米コンサルティング大手のボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が8日、半導体サプライチェーン(供給網)に関する報告書を公表した。

2032年(予想)と22年の生産能力シェアの比較(報告書より)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

2032年(予想)と22年の生産能力シェアの比較(報告書より)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 報告書によると、韓国の生産能力のシェアは22年の17%から32年には2ポイント拡大し、過去最大を記録する見込みだ。22年は中国(24%)、台湾(18%)に続き、日本と並び世界3位だったが、32年は日本(15%)と米国(14%)だけでなく台湾(17%)も上回り、2位に浮上すると予想された。

 韓国のシェア拡大は、半導体工場の建設に伴う生産能力の大幅増強によるもの。22年と比較した32年の生産能力の増加率は129%に上る見通し。米国(203%)に次ぐ勢いで、欧州(124%)、台湾(97%)、日本(86%)、中国(86%)を上回ることになる。

 ただ、回路線幅10ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の微細な製造工程では、韓国のシェアは22年の31%から32年には9%に落ち込むと予想された。

 背景には、自国での半導体生産を促す米国の支援法がある。政府から補助金の支給を受けて工場建設が進み、32年に米国の生産能力は22年の約3倍に強化され、中でも10ナノ以下でのシェアは22年の0%から32年には28%に急伸すると予測された。

 一方、報告書は韓国について「半導体産業の発展を目指していち早く投資し、サムスンとSKハイニックが世界の半導体のリーダーに成長できるよう支援した」とし、NAND型フラッシュメモリーとDRAMの両方で半分以上の世界シェアを獲得していると解説した。

mgk1202@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。