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知床観光船事故

2022年4月23日、知床半島沖で観光船が沈没。乗客乗員計26人のうち20人が死亡、6人が行方不明に。

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知床観光船事故2年 安全「創る」被害者らの思い=木下翔太郎(東京社会部)

「カズワン」が沈没した知床半島のカシュニの滝付近。海に出た観光船から撮影した=北海道斜里町で2022年9月3日、木下翔太郎撮影
「カズワン」が沈没した知床半島のカシュニの滝付近。海に出た観光船から撮影した=北海道斜里町で2022年9月3日、木下翔太郎撮影

 北海道・知床半島沖で2022年4月に観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故は間もなく発生から2年を迎える。事故の背景には、運航に携わる人の「大丈夫だろう」との思い込みや慢心の積み重ねがあった。東京・霞が関の国土交通省を23年春まで担当し、事故の状況や背景を取材してきた立場から、安全のために何をすべきなのかを考えたい。

 事故は2年前の4月23日に発生し、乗客乗員26人を乗せたカズワンが沈没した。

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