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最前線の記者がそれぞれの取材テーマを論じます。1976年にスタートした毎日新聞を代表するコーナー。

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センバツ100年・日本航空石川、健闘 被災地に希望を届けた=石川裕士(運動部)

常総学院との1回戦に臨んだ日本航空石川の選手たちと中村隆監督(右)=阪神甲子園球場で3月25日、滝川大貴撮影
常総学院との1回戦に臨んだ日本航空石川の選手たちと中村隆監督(右)=阪神甲子園球場で3月25日、滝川大貴撮影

 第96回選抜高校野球大会は健大高崎が群馬県勢として初優勝し、3月31日に閉幕した。今大会が創設100年の節目だったセンバツは、関東大震災翌年の1924年、「国民の希望の灯をともしたい」と全国選抜中等学校野球大会として始まった。元日の能登半島地震で被災した日本航空石川は、はつらつとした姿を地元に届け、それによって勇気づけられた人たちがいた。高校野球に「できることがある」と改めて感じた。

 1月下旬、日本航空石川の部員たちが練習する山梨県を訪ねた。石川県輪島市にある校舎などは地震で甚大な被害を受け、部員たちは1月半ばから系列の日本航空高(山梨県甲斐市)がある山梨キャンパスに拠点を移していた。

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