家族・子育て
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意外?「育児する男性は男らしくない」と考える人の割合、日本が最低
2024/6/9 12:30 1188文字「家にいて育児をしている男性は男らしくない」と考える人の割合は日本が10%で、調査対象の31カ国中、最も低い――。そんなリポートをフランスの民間調査会社が発表した。割合は5年前から5ポイント減るなど、世界的に男女格差の根強さが指摘される日本で、男性の育児参加にポジティブな変化が見られた。一方、男女
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誰かに頼る子育て、当たり前に ママ助産師がカフェ付き産後ケア施設
2024/6/7 13:29 893文字産後の母親と乳児が一緒に休息できるカフェを備えた産後ケア施設が5月末、奈良県生駒市に開院した。地元出身の助産師で、現在4歳と1歳の2児を育てる山本真貴子院長(38)が「産後の母親に近い視点を持つ助産師として寄り添いたい」という思いで企画した。カフェを併設する産後ケア施設は県内では珍しい。産後ケアに
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「都の範ちゅう超えた政策」 千葉県知事、東京都の子育て政策を批判
2024/6/6 08:15 2074文字熊谷俊人知事は毎日新聞のインタビューで、東京都の高校授業料実質無償化や都内の0~18歳に月5000円を給付する「018サポート」などの政策について「都道府県がする範ちゅうを超えている」と批判した。国に対して全国一律で教育を受ける権利の保障や、大都市の税収を地方に振り分ける「偏在是正」の強化を求めて
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「日本一生み育てやすい」掲げる県 出生率の4年連続低下に危機感
2024/6/6 07:30 941文字厚生労働省が5日に公表した2023年の人口動態統計で、宮崎県の合計特殊出生率が1・49と2年連続の全国2位となった。「日本一生み育てやすい県への挑戦」を掲げ、26年の同出生率1・8台を目指す同県は前年の1・63から0・14ポイント減の厳しい結果に危機感を強める。一方、同統計で人口10万人当たりの自
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第三者からの精子や卵子提供ルールは? 特定生殖補助医療法の要綱案
2024/6/5 20:02 655文字第三者から精子や卵子の提供を受ける不妊治療などのルールを定めた特定生殖補助医療法案について、超党派の国会議員連盟(野田聖子会長)が5日、要綱案をまとめた。生まれた子どもの「出自を知る権利」の手続きを盛り込んだが、罰則の詳細がまとまらず、検討を続ける。議連幹事長の秋野公造参院議員は「今国会への提出は
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「消滅」しない自治体とは 子育て世帯増、つくばみらい市の取り組み
2024/6/5 19:43深掘り 1132文字「ママ・パパを決してひとりぼっちにさせません」。茨城県つくばみらい市が3年前に開設した子育て支援施設「おやこ・まるまるサポートセンター」のコンセプトだ。 市内9カ所に拠点があり、利便性の高い駅前にも構える。開放的な空間にカラフルな遊具が置かれ、親子連れが集う。保育士や保健師、社会福祉士らが常駐し、
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広がる公立保育施設でのおむつ処分 「サブスク」で保育にゆとりも
2024/6/5 17:23 1319文字公立保育施設で出た子どもの使用済みおむつを保護者に持ち帰らせず、施設で廃棄処分する動きが群馬県内の自治体に広がっている。「持ち帰りは不衛生で、保護者や保育士の負担が大きい」と不評だからだ。民間団体によると、県内では施設で処分する自治体が2022~24年の2年間で約3・5倍に増え、保育環境にゆとりが
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出生率1.20、過去最低 2023年、出生数は72万人台に
2024/6/5 14:00 848文字厚生労働省は5日、2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)が前年から0・06ポイント下がり、1・20だったと発表した。記録のある1947年以降の最低を更新した。出生数は前年比4万3482人減の72万7277人で過去最少を更新。都道府県別の合計特殊出生率は東京都が0・99で過去
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婚活サービス、若い世代に人気だが… 少子化対策、支援対象にズレ
2024/6/5 14:00深掘り 1562文字厚生労働省の5日の発表によれば、2023年の合計特殊出生率は過去最低となる1・20を記録した。未婚化や晩婚化が背景にある一方で、出会いを求め、結婚相談所が人気だという。 「家事、育児は『手伝います』じゃなくて、『一緒に頑張りましょう』と伝えてみてはどうですか」。大手結婚相談所「パートナーエージェン
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子育て層をいじめてここまでひどく… 泉房穂氏が考える子育て政策
2024/6/5 14:00 2372文字少子化への「処方箋」が見いだせないまま、1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する合計特殊出生率は過去最低(1・20)を記録した。明石市長時代に出生率を1・70(2018年)に回復させた泉房穂氏(60)の目には、岸田文雄首相が打ち出す政策はどう映っているのだろうか。少子化対策への糸口も聞いた。 ―
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「国の子育て政策には誠実さない」人気漫画家・瀧波ユカリさんの実感
2024/6/5 14:00 2590文字日本の少子化傾向に歯止めがかからない中、政治や社会に何が求められているのでしょうか。「臨死!!江古田ちゃん」や「モトカレマニア」などの代表作で知られる漫画家の瀧波ユカリさん(44)は「子育て政策の誠実さをこの国からはずっと感じられないでいます」と指摘します。2023年の合計特殊出生率が1・20と過
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パパが一番欲しいのは「感謝」 父の日アンケート
2024/6/5 07:30 874文字お父さんだって「ありがとう」って言われたい――。16日の「父の日」を前に、未成年の子を育てる男性を対象にした調査で浮かび上がったのは、仕事と育児の板挟みになったイマドキのパパの苦しい胸の内だ。 家事代行サービスやベビーシッターのマッチングサイトを運営する「キッズライン」(東京都港区)が今年5月、0
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子ども・子育て支援法 財源どうなる? 歳出改革は2025年度か
2024/6/5 05:00 692文字少子化対策を盛り込んだ子ども・子育て支援法などの改正案が4日、参院内閣委員会で可決され、今国会での成立が確実となった。今後は子ども・子育て支援金制度で公的医療保険を通じた新たな徴収が生じるが、岸田文雄首相は「実質負担ゼロ」を掲げる。首相の「公約」を実現するには、医療費の窓口負担増など社会保障制度改
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「こども誰でも通園制度」 保育行政の転換、現場からは不安の声も
2024/6/5 05:00 1203文字子ども・子育て支援金制度の創設に伴い、親が働いているかに関わらず子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」が2026年度から本格的に始まる。現在は一部の地域で試行されており、育児負担の軽減や孤立・孤独解消などが期待される一方、保育士への負担が増えるなど課題もある。保育園の利用は親の就労が要件のため
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満員は「孫からのプレゼント」 商店街最後の洋品店が閉店セール
2024/6/4 06:30 1625文字東京都足立区のある商店街で、最後の一軒となっていた婦人洋品店が54年の歴史に幕を下ろした。店主が先立ち、共に切り盛りしてきた妻はささやかな閉店セールを企画した。すると思いもかけず初日から店は満員に。それは孫からのサプライズプレゼントだった。 東武伊勢崎線・五反野駅の東に約80店舗が軒を連ねる「五反
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祝日なしの6月、休暇を自分でマネジメント 有休で多様な休み方を
2024/6/4 05:00 1209文字5月の大型連休から1カ月あまり。祝日がない6月のカレンダーを見て、ゆううつになっている人は少なくないだろう。でも、祝日がない6月だからこそ、ある「メリット」があるという。 ◇祝日の数は世界で22位 大型連休後の祝日は「海の日」(7月の第3月曜日)まで、ない。2カ月間超の長い空白期間について、SNS
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出産後、増えた物忘れやうっかりミス それ「マミーブレーン」かも
2024/6/3 16:23 824文字出産後、仕事復帰した職場でうっかりミスや物忘れが続き、妊娠前の働きぶりとのギャップに悩む女性は少なくない。その原因は「マミーブレーン」の影響かもしれない。 <仕事復帰したけれど、自分のポンコツ具合に笑えない> <頭がぼんやりしてミスばっかりで嫌になる> X(ツイッター)には、産休や育休を経て新年度
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令和のリアル 中学受験
小学校受験は「霧の向こうの宝物を探すよう」 中学受験との違いは
2024/6/1 16:00 2021文字東京都内に住むITコンサルタントの佐藤夏男さん(47歳、仮名)は2022年、「三流でも私立小」論から始まった長女あきちゃん(7)の小学校受験という「沼」の深みにはまっていった。 <主な内容> ・月々の「課金」額 ・お金以外の苦労 ・家庭を救った娘の一言 ・「コネ」は「お受験」に必要か この記事は「
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令和のリアル 中学受験
「三流でも私立に」と言われ 挑んだのは中学受験ではなく小学校受験
2024/5/31 16:00 1784文字「三流でも私立の方がいいですよ」 東京都内に住むITコンサルタントの佐藤夏男さん(47歳、仮名)は2020年春、まだ3歳(保育園年少)だった長女あきちゃんが通っていた知育教室の先生に勧められた。 <主な内容> ・先生の一言で受験の「沼」へ ・公立育ちが決めた小学校受験の理由 ・甘すぎた想定 ・「お
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記事が生んだ出会い、そして2人は…… つながれた「平和のバトン」
2024/5/31 11:00 1791文字ある新聞記事をきっかけに出会った2人の女性がいる。住まいも年齢も遠く離れており、共通点は何もない。本来なら出会うことのなかった2人がつながり、心を通わせ、やがて一冊の本が出来上がった。 ◇心に残った「みいちゃん」 「ものすごい人がいる……」。愛知県一宮市の主婦、亀山永子さん(50)は、友人から紹介
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