OMデジタルソリューションズが「フルサイズはやらない」と明言

「フォーサーズの日」記念特別YouTubeLiveから、OMデジタルソリューションズとパナソニックのm4/3に関するいくつかの発言をピックアップしました。

『フォーサーズの日』記念 特別YouTube Live

  • (なぜ純正でF1.0の明るいレンズがないのか?)
    OMDS:F1.0のレンズの設計はやってみてはいるが、AFでやろうとすると大変だ。

  • (m4/3の新製品が出てこないが開発しているのか?)
    OMDS:新製品はしっかり開発している。期待していただければ。
    パナソニック:m4/3カメラおよびレンズは、いろいろと考えている。

  • (GMシリーズをなぜ止めてしまったのか?)
    パナソニック:G100はGM1の発展型を目指していた。GM1の後継機は、最新のパフォーマンスを満たしながら、あの形にするのはハードルが高い。

  • (PEN-Fが無くなってしまったのはなぜ?)
    OMDS:PEN-Fは気に入っている人は非常に気に入っているカメラだが、無くなってしまったのは全体として、我々が望んだほどはウケなかったからだ。趣味性の高いカメラは出していきたいと思っている。

  • (OMDSはフルサイズはやらないのか?)
    OMDS:我々はマイクロフォーサーズの道を突き進む。フルサイズはやらない。

  • (高感度の画質はもう少しよくならないのか?)
    OMDS:高感度改善の要望は非常に多く、もちろん研究はしている。

  • (パナソニックは換算800mmより上の望遠レンズは出さないのか?)
    パナソニック:換算800mmより上のレンズは社内で議論している。OMDSの150-400mm F4.5にはパナソニックの技術者も驚いている。OMDSと同じものを出しても仕方ないので意見を聞いている。

 

ネット上では、OMDSがLマウントに参加するという憶測もあるようですが、この座談会では、OMDSはフルサイズへの参入をきっぱりと否定していて、今後もマイクロフォーサーズに注力すると明言しています。これは、m4/3の将来を心配していたm4/3ユーザーの方には朗報かもしれませんね。

PEN-Fに関しては、後継機が登場しないのは単純に売れなかったからという理由のようですが、趣味性の高いカメラは考えているということなので、このカテゴリの新型機が登場する可能性はありそうです。