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追跡・沖縄の枯れ葉剤 単行本(ソフトカバー) – 2014/10/31
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報道功労賞受賞!
米軍がひた隠す“枯れ葉剤=エージェント・オレンジの闇"をヴェトナム・アメリカ・沖縄を舞台に追ったジャーナリストの、
渾身の調査報道の全容!
ヴェトナム戦争時に用いられた軍用除草剤(枯れ葉剤)が沖縄で備蓄、使用、廃棄されたという事実を、
枯れ葉剤の病害を被った退役米兵たちの証言を手がかりに突き止める。
四年に渡る取材からひた隠しされる〝エージェント・オレンジの闇〟とは何か?を明らかにする。
これはいまだに枯れ葉剤の被害を認定しない米国政府と追従する日本政府に向けられた警鐘である
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本の長さ256ページ
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言語日本語
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出版社高文研
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発売日2014/10/31
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寸法1.5 x 13 x 18.7 cm
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ISBN-104874985564
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ISBN-13978-4874985564
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商品の説明
出版社からのコメント
証言や写真、文書のなかには、この本ではじめて明らかにするものも含まれています。
沖縄におけるエージェント・オレンジの使用は、史上かつてない犯罪であり、米国政府がそれを隠し続けることは、
今日の日米関係の根幹にも関わる事柄です。もしかしたら沖縄だけでなく、みなさんのそばにも隠されている可能性だってあるかもしれません。
著者について
1998年に来日して以来、平和運動、人権問題、軍隊による汚染の問題などを取材。
沖縄の枯れ葉剤報道は『ジャパン・タイムズ』、『沖縄タイムス』、『琉球新報』の各紙で採り上げられ、
また、その取材を元に製作された琉球朝日放送のTVドキュメンタリ番組「枯れ葉剤を浴びた島:ベトナムと沖縄・元米軍人の証言」(2012年)は、
日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組 優秀賞を受賞している。
登録情報
- 出版社 : 高文研 (2014/10/31)
- 発売日 : 2014/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4874985564
- ISBN-13 : 978-4874985564
- 寸法 : 1.5 x 13 x 18.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 647,038位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 139位米軍基地
- カスタマーレビュー:
著者について
ジョン・ミッチェル ジャーナリスト
「追跡・沖縄の枯れ葉剤」(高文研)、「追跡・日米地位協定と基地公害」「永遠の化学物質 水のPFAS汚染」(岩波書店)、「Poisoning the Pacific」(Rowman & Littlefield) 著者。
2015年、日本外国特派員協会の「報道の自由推進賞」の「報道功労賞」を受賞。2021年、米国環境ジャーナリズム協会の「レイチェル・カーソン環境書籍賞」(2位)を受賞。
1974年イギリス生まれ。1998年に来日して以来、沖縄の人権問題、化学兵器、軍隊による環境汚染の問題などを取材。沖縄の米軍基地報道は新聞各紙で採り上げられ、また、その取材を元に製作された琉球朝日放送のTVドキュメンタリー番組「枯れ葉剤を浴びた島:ベトナムと沖縄・元米軍人の証言」(2012年)は、日本民間放送連盟賞 テレビ報道番組 優秀賞を受賞。2016年から沖縄タイムス特約通信員。2019年、沖縄国際大学はミッチェルが米情報自由法に基づいて入手した米軍やCIAの内部文書 - ジョン・ミッチェル コレクション - を公開。明治学院大学国際平和研究所研究員。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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訳者の力量にも、大いに敬服する(最上級の名訳である)。彼女が「訳者あとがき」で指摘するように、「沖縄の反基地運動は反軍事主義に貫かれている。そのことが、フェンスの中から正義を追求する米兵と出逢うことの難しさにもなってきた」。そうだとすれば、これからの反基地運動には、フェンスの内と外で響き合うことが求められる。軍拡の蟻地獄に陥りながら「安全と安心」を唱える愚かさや、軍事基地特有の有害化学物質の大量使用に、矛盾と不正義を感じる米兵は、少なくないからである。
つまり本書は、沖縄の人々の運動と翁長知事の政策に、重大な反省を求めているということができるだろう。
本土の人間、日本人として知らずにいたことが多く記載されており、外国人である著者がここまで沖縄に対する日本政府や米軍の対応に怒りを感じていることに、実は何が起こっているのかをあまりよく理解していない自分が少々恥ずかしく思えました。
なぜこれまで日本の記者から、こういった発信がされてこなかったのが不思議に思えます。
今月施行された秘密保持法で、彼らもこのような調査報道を発表する時機を逸したのでは。
すごいジャーナリストみたいに思われとるけど
完全な偏向報道ですよ?
この方のツイッターみてもサヨクなのかそこから大金貰ってるのか
地元の生活を踏みにじってでも
まともな調査もせず偏向報道するようなジャーナリストはジャーナリストではなく偽善者です
だが、米国政府が今なお世界に対して隠し立てている不正義がもうひとつ存在する。これまで見て来た過去の不正行為の文脈において、私たちはそれを検討する必要があるだろう。
その嘘とは? 米政府は、これら除草剤がヴェトナム戦争のもっとも重要な前哨基地、すなわち沖縄には存在しなかったと主張しているのである。」
著者は、米軍がヴェトナムで使用した枯れ葉剤=Agent Orangeを追跡するフィールドワークを通して、化学兵器の技術・知・人間がいかにして戦前の日独から米国/米軍に渡り、壮大な人体実験を開始するのかを追跡するなかで、沖縄に出会うことになる。退役軍人、軍雇用員、地域住民らの証言、また米国公文書から明らかになっていくのは、枯れ葉剤使用が1960年代の国際的な世論において非人道的な戦争手段であったことが見越されつつ、いや、だからこそ積極的に機密事項として扱われながら米軍により促進され、結果として形成された生産―流通―消費のブラックボックスを経由しながら世界中に頒布されていく過程の諸断片である。
枯れ葉剤配布により圧倒的な数で犠牲になったのは民間人であり、ダメージは人間身体の遺伝子情報さえも書き換えつつ、現在もヴェトナムの人々を苦しめ続けている。さらには軍事機密であったがゆえに、当時徴兵制により従軍していたアメリカの下層出身の兵士が、無知のまま枯れ葉剤散布の媒介として「使用」された。それら多くの兵士は、短い期間に死亡することになるが、その保障と裁判闘争における事実関係の証明は困難を極め、アメリカの医療制度の構造的差別から、裁判に勝利することは死活問題となる。しかしこれらが国家や企業により公的に謝罪されることは殆ど無い。
沖縄の土を掘れば不発弾のみならず、劇薬が含まれた化学兵器の残骸が発見されること。しかもこれが、時を経て抗いがたい事実として眼前に現れたとき、この過去からのギフト(毒=好まれざる贈与)に対して、どのように対峙するべきだろうか。著者の記述は、過去に耳を傾けるという姿勢に貫かれており、それが過去への応答の一つの形式となり得る可能性を示している。人間身体を圧倒的に破壊する毒というブラックボックスは、今やっと開かれたに過ぎない事実なのであり、今後の継続的な調査報道が待たれる。