The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20041029224605/http://www5f.biglobe.ne.jp:80/~sbu/DATABASE-JAPAN.htm

特殊部隊DATABASE

 
日本国の精鋭部隊&特殊部隊
 
 
SIT Special Investigation Team(警察刑事部捜査第一課特殊捜査班)
全国各都道府県警察本部の刑事部捜査一課には、立て篭もり事件等に対応する為の専門捜査チーム「特殊捜査班」が存在する。
警視庁や愛知県警では「SIT」と呼ばれているが、各都道府県警察本部によっては様々な呼び方をしている。

 SATとは別に、各都道府県警察の刑事部捜査一課には特殊捜査班が組織されている。この特殊捜査班のうち1係と2係が誘拐や人質事件などを担当している。通常は、さまざまな事件を想定し、オートバイや自動車の高速運転、逆探知などの訓練を実施している。

 警視庁の特殊班は、SIT(Special Investigation Team)と呼ばれ、他道府県警察の特殊班に比べて質、量ともに別格である。
 大阪府警は大阪府警察刑事部捜査第一課特殊班MAATと呼ばれる。
特殊班の指揮は、警視である管理官が執り、その下に各係長が置かれている。係長の階級は、警部である。
なおSITとMAATの名前の呼び方については以下の通りである。

『BBSより』
部内的には「SAT(サット)」「MAAT(マート)」「SIT(シット)」と呼んでいるようですね。(知り合いの技官に聞いたところ)尚、「SAT」はかつては「コマンド部隊」と呼ばれていたとの事で、諸説ある中でもこれが一番正しいようです。

 警視庁の特殊捜査班は、前述の町田市のろう城事件のとき、犯人逮捕のために突入している。また1995年に東京都大田区で起きた幼児人質ろう城事件のときも、所轄の蒲田警察署の捜査員とともに突入して、犯人を逮捕している。

 ラジオライフの4月号によれば、1月13日に起きた東京証券取引所の籠城事件の時は、三菱自動車製のキャンターに装備を詰め込んで出動してきたという。写真で見ると女性隊員もいる。SATと比較すると年齢構成が高いようだ。

 
警察機動隊銃器対策部隊
米軍基地や原発等の重要施設を抱える全国28都道府県の警察本部の機動隊内に配置されている。
外国人犯罪や暴力団がらみの犯罪や武装立て篭もり事件等に出動する。
SAT出動の際は支援部隊として活動する。


陸上自衛隊第一空挺団
陸自最強の戦闘能力を持ち合わせている精鋭部隊。
第一空挺団は、団本部及び団本部中隊、普通科群、特科大隊、対戦車隊、施設隊、衛生隊、管理中隊、落下傘整備中隊等の後方支援隊、空挺教育隊から成っている。
第一空挺団に所属する階級が三曹以上の隊員は、過酷な空挺レンジャー課程に進むことになっており、第一空挺団の全隊員の7割が空挺レンジャー有資格者である。
空挺レンジャーの潜水課程等は、海自に委託教育されており、横須賀や江田島にて実施されている。
空挺レンジャーの偵察課程の敵施設襲撃訓練は、空自峰岡レーダーサイトを敵施設に想定し、行われている。
70年代には、空自三沢基地で合同警備演習が行われ、空挺団側が敵兵役で、訓練開始1週間前から基地周辺に潜伏して訓練開始後30十分程で制圧(判定)したという。

第一空挺団内には、海外での邦人救出を任務とする「誘導隊」という臨時編成部隊が存在する。
第一空挺団は、自衛隊に治安出動の命令があったとき、首都防衛を任務とする第一(政経中枢)師団と共に真っ先に現場に派遣される。
98年頃に団本部内に、「新編部隊準備室」が創設され、「S小隊」と「G小隊」と呼ばれる特殊部隊準備研究小隊が発足し、特殊部隊運用の研究活動をしていた。
その後、ベテラン隊員中心に編成されていた「S小隊」は解散し、若手隊員中心に編成されていた「G小隊」の隊員を中心に特殊部隊編成作業が始まる。
今秋にも編成作業が完了し、今年末に「特殊作戦群」が発足する。
来年3月に、正式に対テロ・ゲリラ戦を任務とする「特殊作戦群」という300名編成の特殊部隊として第一空挺団から独立して、防衛庁長官直轄の特殊部隊として正式に開隊する。
幹部要員は米陸軍の特殊作戦学校等の関連機関に派遣されており、デルタフォースとも交流がある。
 
●関連年表●
 
54年福岡県香椎の在日米軍基地内の空挺学校に空挺隊員候補の第1次研究員が
   入校し、空挺隊員についてのノウハウを学ぶ。
55年臨時空挺練習隊が創設される。
55年本部が香椎から千葉県習志野駐屯地に移転する。
56年改編され101空挺大隊が発足する。
58年レンジャー集合訓練開始する。
58年改編され第一空挺団が発足する。
62年第1期空挺レンジャー課程教育開始する。
85年群馬県御巣鷹山での日航機墜落事件で生存者を救助する。
95年山梨県上九一色村でのオウム真理教本部強制捜査で最悪な事態に備えて待機
   発令される。
98年団本部に「新編部隊準備室」が新設され、「G小隊」と「S小隊」と呼ばれる準備研
   究部隊が発足し特殊部隊の発足に向けての準備作業が始まる。
00年海外の紛争の際に海外在住の邦人を救出する為に誘導隊(臨時編成部隊)が
   創設される。
00年G小隊を中心に「新編準備隊」が創設され特殊部隊編成を開始する。
03年特殊部隊編成を完了し、対テロ・ゲリラ専門の特殊部隊「特殊作戦群」が創設さ
   れる。
04年対テロ・ゲリラ専門の特殊部隊「特殊作戦群」が第一空挺団から独立し、防衛庁長官直轄の部隊となり、正式に開隊する。

WAiR(ワイアー)陸上自衛隊西部方面普通科連隊
02年長崎県佐世保市相浦に西部方面普通科連隊(WAiR)という、隊員数600名程度の対ゲリラ部隊が創設された。
この部隊は、離島へ侵攻する敵勢力に対処する目的等で創設され、隊員の約半数がレンジャー有資格者である。
各中隊には、レンジャー小隊が組み込まれており、自衛隊初の「常設レンジャー部隊」となった。
任務地域範囲は九州・沖縄地域で、この中に3000を超える離島も含まれている。

陸上自衛隊特殊作戦群
日本初の本格的特殊部隊。主な任務は対テロ・対ゲリラ。
隊員は、第一空挺団の空挺レンジャー隊員を中心に、全国の部隊のレンジャー有資格者で構成されている。
全隊員が空挺降下能力を有しており、水中浸透等の訓練もしており、まさに陸海空をまたにかけての任務を要することになる部隊である。
米陸軍特殊部隊「デルタ・フォース」を手本にしている為、幹部要員は米陸軍の特殊作戦学校等の関連機関に派遣され、特殊部隊運用のノウハウを学んだ。
部隊編成等は、デルタフォースに倣っているらしい。
隊員数は約300名で、戦闘要員は約200名である。

BBSより
特殊作戦群(とくしゅさくせんぐん)が2004年、日本の陸上自衛隊の特殊作戦部隊として創設された。要員の半数以上が東部方面隊第一空挺団の隊員から選抜されたことや訓練施設の 関係から習志野駐屯地に置かれた。

特殊作戦群は防衛庁長官直轄部隊である。

任務は防衛出動や治安出動時における様々な特殊作戦の実施であり、そのため 自由降下による空挺降下訓練なども必須となっている。

1998年、特殊作戦群の創設にむけて、先ず第一空挺団本部内に「新編部隊準備室」が 設置され、様々な特殊作戦の研究が行なわれた。

また、平行して人材の育成が始まった。

幹部要員は特殊作戦群のモデルとするアメリカ陸軍特殊部隊のデルタフォースに 研修に順次行った。

また特殊部隊運用研究のため、第一空挺団内に研究小隊が三曹以上の空挺レンジャー課程修了者を中心に編成され、様々な訓練、研究等が行なわれた。

特殊作戦群の隊員のほとんどは空挺レンジャー課程、幹部レンジャー課程または部隊 レンジャー集合教育の修了者で、各中隊の第1小隊の隊員は空挺教育隊の自由降下課程も 修了している。また、各中隊の第2小隊の隊員は海上自衛隊で潜水に関する研修を受けている。


発足時の編制は以下のとおり。(隊員数は約300名)

陸上自衛隊特殊作戦群(防衛庁長官直轄部隊)
群長(一等陸佐)
副群長(二等陸佐)
特殊作戦群本部
幕僚
第1科(総括、庶務等)
第2科(情報)
第3科(作戦立案、部隊運用、訓練計画)
第4科(補給)
群本部管理中隊(中隊長:三等陸佐)
(車両管理小隊、情報小隊、衛生小隊、通信小隊、装備研究小隊、補給小隊)
第1中隊(中隊長:三等陸佐)
1個中隊は中隊本部と4個小隊で編成。
1個小隊(小隊長は一等陸尉)は16名で編成(内、幹部隊員は2名)
16名で4名の班を4個編成する。
各小隊の4個分隊は突入、狙撃、支援等の分隊に分かれる。
第1小隊(自由降下)
第2小隊(水路潜入等)
第3小隊(山岳機動)
第4小隊(市街戦等)
第2中隊、第3中隊(第1中隊と同)
イラクに派遣されてる特殊作戦郡

  
SBU(エスビーユー)海上自衛隊特別警備隊
01年3月末、北朝鮮の不審船やゲリラ等に対応する部隊として、海上自衛隊に「特別警備隊(SBU)」が創設された。
創設の際に、同盟国である米海軍SEALsに訓練依頼をするが、「日程の都合」で断わられるが、代わりにイギリス海兵隊SBS(特殊舟艇隊)から訓練を受けて、ノウハウを学び創設にこぎつけた。SBSとは現在も交流がある。
本拠地は広島県の江田島に置かれている。
01年12月に奄美大島沖で発生した不審船事件の際に、政府が事件発生当日、海上警備行動の発令を想定し、SBUに出動待機するよう命じていた。
政府は、海上警備行動が発令されたとの想定で、SBUのオペレーション(軍事作戦)を行う方針を決め、後は、防衛庁長官の発令を待つばかりだったという。
実際はその前に、不審船が自沈した為、初出動は見送られた。
部隊編成は3個小隊編成で、隊員数約70名程度。
隊員の階級別内訳は、三尉以上の幹部が10名、残りは全員曹クラス。
空挺降下能力を持ち合わせている。
 
*あくまでも噂だが、対テロ特別措置法でインド洋に派遣されている自衛艦に数名のSBU隊員が対テロ攻撃に警戒して乗船しているらしい。
 
●関連年表●
99年不審船等への臨検を任務とする特殊部隊の創設を決定し、部隊編成を開始する。
00年米海軍SEALsに訓練依頼をするが、「日程の都合」で断わられるが、代わりに英海兵隊SBSから訓練を受ける。
00年部隊編成が完了し、不審船等への臨検を任務とする特殊部隊「特別警備隊」が創設される。
01年不審船等への臨検を任務とする特殊部隊「特別警備隊」が正式開隊される。
01年奄美沖での不審船事件で政府から「出動待機命令」が発令されるが、不審船が自沈した為に実際の出動は無かった。


 

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