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第15回 GLAY 「おれたち4人の“いま”伝えたい」

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GLAY(左から)HISASHIさん、TERUさん、JIROさん、TAKUROさん
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 06年2月のライブ「ロックンロール・スウィンドル」から本格的に再始動したGLAY。07年1月の最新アルバム「ラブ・イズ・ビューティフル」、さらには同作を引っさげた「GLAY アリーナツアー2007 ラブ・イズ・ビューティフル」では“第二章”の始まりを宣言。10月31日にリリースするシングル「Ashes.EP」に収録された4曲にも、バンドの“いま”が息づいている。メンバー4人に話を聞いた。(兒玉常利)

 「今回、初の合宿レコーディングを行ったんですよ。各人がそれぞれに感じていることを、より良く理解し合えたってことが大きい。やっぱり一人一人の思いを共有してこそ、この4人でやる意味があるし、バンドじゃないですか。それこそ合宿中は、仮歌を録音する段階からみんながスタジオにいて。疲れたら『(海の近くスタジオだったから)じゃあ、海の家で飯でも食おうか』ですからね(笑)。とにかく初夏から秋にかけ、この4曲とともにみんなで過ごせたってことが、シングルには表われているんじゃないかな」とリーダーのTAKUROさんは語る。

 そんな合宿から生まれたシングルは、バンドを楽しんでいる4人の姿をリアルに封じ込めた。ギター・サウンドに改めて焦点を当てた音作りも刺激的だ。ギターのHISASHIさんは「自分たちが音楽を始める時に影響を受けたアーティストって、音楽的に変わった人たちばっかりでしたからね。だからその直系にあたるおれたちが、ギターってこんなに面白いんだってことを伝えていかなければなって」という。

 ボーカルのTERUさんは「ツアーを終えて考えたのは、先達から得たものというか、自分たちに響いたものに対し、“お返し”をする時期に来ているんじゃないかってこと。時代が変わる中、次の世代へとロックやバンドの楽しさを伝えていかなければいけないわけで。自分たちは今、重要な位置にいるんだって責任を感じるんですよ」と力を込める。

 “Ashes”とは“灰、燃えがら”のこと。タイトル曲は、憂いを含んだメロディーで、ロックの黄金期だった1969年を、現在からクールに眺めた楽曲。“つわものどもが夢の跡”といった世界観が印象的だ。

 TAKUROさんは「やっぱり激動の時代ともいえる当時に青春を迎えた人たちの熱量って、すごいじゃないですか。はしかのように熱い風に吹かれ、若さをおう歌していたというか。そんな人たちが年を取り、あの時代、そしていまの日本をどう考えているのか、自分があの時代を生きたとしたら、何を叫んでいたのかって思うようになって、69年をモチーフとして07年に扱ったらどうなんだろうと思ったんですよ」と解説する。

 また、カップリングの「マザー・ネイチャーズ・サン」はビートルズのカバー。通称「ホワイト・アルバム」に収録されたハンド・メード感覚の原曲に、エレキ・ギターを加えて、GLAY流に昇華している。

 ベースのJIROさんは「カバーを提案したのは僕なんですが、あの曲の持つ温かさが、『ラブ~』のツアーを経た自分たちに合うんじゃないかって思ったんです」という。

 TAKUROさんは「個人的には、あまりビートルズを通っていないHISASHIのアプローチに興味がありましたね。実際は自分の慣れ親しんだアレンジに、07年版の方法論を組み合わせるとこういう風になるのかと。メンバー間でも新たな発見がありました」と振り返る。

 11月9日からは「GLAY ハイコミュニケーションズ ツアー 2007~2008 ハイコミュニケーションズ」がスタート。同ツアーは03年にも行われ、特にアルバムやシングルを引っさげてのものではなく、当時の気分ややり方をストレートに示した内容だったが、果たして今回は?

 「やっぱり“いま”のGLAYを伝えたいなって思っていますね。ここにいるのは紛れないもないおれたち4人なんだってことを。最もやりたいのは、自分たちがギター・バンドなんだって宣言。『Ashes EP』もまた、ツアーのことを意識しながらの作品だったんで」とTAKUROさんは意気込みを語る。

 94年のデビュー以降、音楽シーンの最前線をトップで走り続けてきたGLAY。TAKUROさんは「自分たちの意志とたくさんの人の思いが重ならなければ長くは続けられない」と語る。そして、「デビューしてからの10年ってのは、プロとは何か、メジャーで活躍することとは何かを教えてもらった。そうした時期を経て自分たちの生き方が見つかり、現在は航海に出たところだって気がするんですよ。夏休みはまだ続いているし、15周年を迎える09年のライブ用にいろいろなアイデアも考えています。90年代の終わりにU2が、月でビデオ・クリップを撮影するって噂があったじゃないですか(笑)。そういった破天荒な夢を、おれたちも日本の音楽ファンに見せられたら幸せですね」と夢はますます広がっていく。

<GLAY プロフィル>

 グレイ。TERU(テル/ボーカル)71年6月8日北海道生まれ、TAKURO(タクロー/ギター・ピアノ)71年5月26日北海道生まれ、HISASHI(ヒサシ/ギター)72年2月2日青森県生まれ、JIRO(ジロー/ベース)72年10月17日北海道生まれの4人組。94年5月、シングル「RAIN」でデビューした。「口唇」「HOWEVER」「誘惑」「SOUL LOVE」「BE WITH YOU」「Winter,again」「とまどい/SPECIAL THANKS」など6作のミリオンセラーを持つ(歴代3位)。99年7月、幕張メッセの駐車場でライブで、国内単独ライブ最高の約20万人を動員している。11月7日には、全国で18万人を動員したアリーナツアーの様子を収めたDVD「ラブ・イズ・ビューティフル -コンプリート・エディション-」(2枚組4800円・25曲入り、EMIミュージック・ジャパン)を発売する。

GLAY公式サイト
http://www.glay.co.jp/

 2007年10月26日

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