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ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在 ムック – 2014/11/27
「百合」のいまを問う。
『アナと雪の女王』や『思い出のマーニー』などの作品は
いずれも女性同士の内面的な対話によって物語が駆動されていく。
本特集では今日の女性同士の関係性はどのようなものがあるのかを知る一端としたい。
目次予定*
【インタビュー】今野緒雪/天野しゅにんた
【論考/エッセイ】藤本由香里/川崎賢子/川口晴美/牧村朝子/溝口彰子/
石田美紀/須川亜紀子/木村朗子/中里一/エリカ・フリードマン/嵯峨景子/日高利泰
【資料】百合作品ガイド…and more
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本の長さ229ページ
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言語日本語
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出版社青土社
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発売日2014/11/27
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ISBN-104791702808
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ISBN-13978-4791702800
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登録情報
- 出版社 : 青土社 (2014/11/27)
- 発売日 : 2014/11/27
- 言語 : 日本語
- ムック : 229ページ
- ISBN-10 : 4791702808
- ISBN-13 : 978-4791702800
- Amazon 売れ筋ランキング: - 467,538位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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タレント、文筆家。神奈川県出身。
2010年、ミス日本ファイナリスト選出をきっかけに、杉本彩が社長を務める芸能事務所「オフィス彩」に所属。
2013年、フランスでの同性婚法制化とともに、かねてより婚約していたフランス人女性と結婚。2016年、パートナーと共に日本へ戻る。2017年に独立し、現在は日本を拠点に、各種媒体への執筆・出演を続けている。
初の著書「百合のリアル」で星海社ジセダイエディターズ新人賞を受賞。2017年に小学館より増補版が、2018年に時報出版より台湾版「我從沒計畫成為一個同志」が発売される。また、監修を手掛けたマンガ「同居人の美少女がレズビアンだった件。」(著:小池みき)でTokyo SuperStar Awards 2014カルチャー賞を受賞し、東京都人権プラザ企画展に選定された。
主なテレビ出演「NHKハートネットTV」「5時に夢中!」「世界の日本人妻は見た」「人生が変わる 1分間の深イイ話」など。愛知淑徳大学・専修大学・東京大学・学習院大学・早稲田大学・立命館アジア太平洋大学ほか、学校機関や自治体での講演も多数行う。法務省職員人権研修講師。NHKカルチャーセンター講師。一級小型船舶操縦士免許を所持。
夢は「幸せそうな女の子カップルに"レズビアンって何?"って言われること」。
公式サイト:
http://yurikure.girlfriend.jp/yrkr/
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著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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1965年6月2日、東京生まれ。『夢の宮 竜のみた夢』で1993年上期コバルト・ノベル大賞、コバルト読者大賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お釈迦様もみてる S-キンシップ』(ISBN-10:4086014513)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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神奈川大学国際日本学部教授。専門は日本近現代文化史、ジェンダー・セクシュアリティ、グローバリゼーション。
著書に『Transfiguring Women in Late Twentieth-Century Japan: Feminists, Lesbians, and Shōjo Manga Artists and Fans』(University of Hawai'i Press 2024年)。
編著に『Queer Transfigurations: Boys Love Media in Asia』(University of Hawai'i Press 2022年)、『Mechademia』第13巻第1号 特集:「Queer(ing)」(University of Minnesota Press 2020年)、『BLが開く扉ー変容するアジアのジェンダーとセクシュアリティ』(青土社 2019年)、共編著に『Rethinking Japanese Feminisms』(University of Hawai'i Press 2018年)[←Kindle版はダウンロード無料] 、『Boys Love Manga and Beyond: History, Culture, and Community in Japan』(University Press of Mississippi 2015年)、『Queer Voices from Japan: First-Person Narratives from Japan's Sexual Minorities』(Lexington Press 2007年)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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これだけ百合のことばかり語った雑誌は珍しいので、百合が好きなら読む価値はある。
ただし自称芸術雑誌のプライドなのか、取り上げられる作品はやや偏っている。
「ウテナ」とか「青い花」に関する論述がやたら多いのが象徴的。
実際に近年の百合ブームを引っ張ってきたのはそのへんではなくもっとライトな作品たちなのだから、
そちらにもう少しスポットを当ててあげても良かったかもしれない。
一応、「ゆるゆり」や「ストロベリーパニック」クラスであれば百合文化の歴史の一ページとして各所で触れられてはいる。
ちょっと古めの作品について書かれてる感じが強い
もしかしたら第2弾があって段々と現在の作品に触れられていくのかもしれないとか勝手に予想
――百合を期待して読み始めると、面食らいます。というか、法律囓ってないと、意味不明です。
『あの娘にキスと白百合を』なんかを買い漁っていたため、Amazonに勧められた商品。
確かに法律は好きだけどさぁ。TPOは守ろうよ。
『ユリイカ』の名前は知っていたけど、こんな本とは……。
百合部分だけ読みます。法律部分は、また、いつか。
あと、『男の娘』特集は買うかも知れません。
これに興味を持って百合姫や女學雜誌などを読む入口になれば良いなと。
内容の方は社会と百合との関わりを基調としている事もあり、
レズポルノと百合の差異が百合ってなんだべさというライトな読者にも分かりやすい一方、
カーミラ・モチーフに触れない事で、強引な解釈や作品の理解が拙くなる部分もあります。
特にアトラクナクア(1997年)からカタハネ(2007年)までの時代は、
いわば女子校・カーミラという二大モチーフ脱却の(そして苦闘の)時代でもありましたし、
そこが避けられてしまうのは寂しい感じがします。
とはいえ、物足りない部分、避けた部分はあっても、目に余るほど著しく曲解してたり
斜め上にいったりはしていませんから、良いのではないでしょうか。
でも、伝えたいことは十分分かります。
なぜ、百合が普通に、市民権?を得たのか掘り下げて欲しかったです。
例えば、百合にレズビアンとしてのリアリティーを期待する人がいる(本論集では、溝口・フリードマン・玉木など)一方で、日高のように、セクシュアリティを正面から扱った作品が百合に含められていることに率直な驚きを表明する論者がいる。また、現実には多数の男性読者がいるにもかかわらず、女性の解釈共同体として百合が編成されることを期待し、男性の「まなざし」そのものを問題化する論もある。そして、中里のように、作家の中にはセクシュアリティという概念そのものからの脱却を志向する者すら存在している。ひとりひとりの論には、もちろん頷けるところもある。しかし、それらの論を総合した時に見えてくる「百合」の姿と、一ファンとして私が楽しんでいる「百合」のそれとの間には、隔たりがあるようにも感じる。そこからは否応なしに、抜け落ちてしまう作品が存在するからだ。
現在「百合」という言葉でくくられているフィールドには、様々な出自を持つ表現が林立している。今や男性向け青年誌に当たり前のように百合作品が掲載されているし、歴史に目を向ければ、何と言っても『百合姫』が果たしてきた役割を考えねばならないだろうし、他のレビューにも示されている通り、男性向けエロゲーの影響も、適切にジャンルの中に位置付けられなければならない。何が語ることができて、何が未だ語られていないのか。それを検討するだけでも非常に重要な論集だと言えるだろう。