脈管学
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原著
末梢動脈疾患の有無による薬剤溶出性ステントを用いた冠動脈インターベンション後の長期予後比較:症候性脳梗塞既往患者での検討
笹尾 寿貴藤原 秀俊村井 宏堀内 成好土田 和幸鎌田 幸治
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ジャーナル オープンアクセス

2016 年 56 巻 2 号 p. 23-29

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抄録

症候性脳梗塞の既往を持ち薬剤溶出性ステントを用いて冠動脈インターベンションを施行した連続49 例を末梢動脈疾患(peripheral artery disease: PDA)の有無により2 群に分け(PAD 群13 例,Non-PAD群36 例)長期予後に与える影響を前向きに比較検討した。Kaplan-Meier 法を用いたエンドポイントの発生率はPAD 群で有意に高値(P=0.0110)であり,PAD を合併する患者は予後不良であることが示された。

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