19世紀前半ドイツの国民意識形成に関する考察
書誌事項
- タイトル別名
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- Zur Entstehung des deutschen Nationalbewusstseins in der ersten Hälfte des 19. Jahrhunderts
抄録
中部ヨーロッパ地域に、「ドイツ」の名を初めて冠した「ドイツ帝国」が誕生したのは、1871年、今から150年足らず前のことにすぎない。それ以前のドイツは18世紀になっても、300以上の領邦に分かれていた。ほぼ独立国家といってもよいこれらの領邦が一つにまとまるには相当な困難があったことは想像に難くない。しかし「国民」の一体感を高め、ドイツ統一に寄与した市民階級は、一方で新たな分裂を見ることになった。政治における近代の歴史的発展を、ドイツの歴史家オットー・ダンの5段階モデルに従って、1848年の3月革命までのドイツ史を概観し、ドイツの国民形成の過程について考察する。
収録刊行物
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- 大阪音楽大学研究紀要
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大阪音楽大学研究紀要 54 (0), 43-48, 2016-03-01
学校法⼈ 大阪音楽大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390850490584078208
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- NII論文ID
- 110010027982
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- ISSN
- 24334707
- 02862670
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可