独ベルリンで極右支持デモ 対抗デモにさらに多くの参加者

ドイツ国旗を掲げながら首都ベルリンを行進する「ドイツのための選択肢」支持者

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極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が27日、首都ベルリンでデモ行進を行った。一方、同党に反対する人々も対抗するデモを開いた。

警察によると、AfDのデモ行進には約5000人が参加し、反対デモの参加者は約2万人だったという。「我々は人間だ」と唱えながらデモ行進した反移民のAfD支持者らには、「ナチスは出て行け」とのやじが飛んだ。

今回のデモは、今年初めにAfDがドイツの野党第1党となって以降、同党が主催した最大の集会となった。

AfDは前回の総選挙で得票率13%を得た。

この日はデモ隊同士の衝突を避けるため、警察が出動した。警察は2つの団体を引き離したままに保つため、唐辛子スプレーを使用したと述べた。

デモに参加したAfDのアレクサンダー・ガウラント共同党首(左)

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AfD支持者らは27日の正午少し過ぎにベルリン中央駅前に集合。「ドイツの未来のために」と掛け声を上げながら町を練り歩いた。

デモ中に撮られた写真の中には、フリードリヒ通り駅近くであった散発的な衝突を受けて容疑者を逮捕する機動隊の姿が収められている。

反対デモへの参加者は、AfD支持者の数を大幅に上回った

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ドイツの与党キリスト教民主同盟のアンネグレート・クランプ=カレンバウアー幹事長は27日のデモを前に掲載された新聞のインタビューで、AfDの反ユダヤ主義を非難した。

クランプ=カレンバウアー氏は独紙ビルト日曜版に対し、AfDがドイツで暮らすユダヤ人の生活に脅威となっているとし、「党内には至る所に反ユダヤ主義がある」と述べた。AfDは非難の内容を否定している。

AfDベルリン州支部のゲオルク・パツデルスキー支部長はデモ行進の前、党の選挙での躍進にもかかわらず、党支持者の多くが「レッテルを貼られる」ことを恐れていると語った。

フリードリヒ通り駅のプラットフォームで男を逮捕する警察

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