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30万年前の人類化石は初期ホモ・サピエンスか
はるか昔、現在のモロッコにあたるサバンナ地帯で、太古の人類が集団で焚き火を囲んでいた。焚き火のま... はるか昔、現在のモロッコにあたるサバンナ地帯で、太古の人類が集団で焚き火を囲んでいた。焚き火のまわりには、彼らが使っていた石器が散乱していた。このほど、火に熱せられた石器を調べることで、彼らが生きた時代が今から30万年以上も前だったことが明らかになった。 科学誌『ネイチャー』6月8日号に発表されたこの発見は、人類の化石記録にある重大な空白を埋めるものだ。モロッコのジェベル・イルード遺跡から出土した今回の化石は、エチオピアの約19万5000年前の遺跡から出土した最古のホモ・サピエンスの化石証拠よりずっと古いにもかかわらず、現生人類と驚くほどよく似た点が多数ある。(参考記事:「ヒトはなぜ人間に進化した? 12の仮説とその変遷」) 発掘現場に残る鉱床。かつてはトンネル状の地形だったが、採鉱により完全に露出した。(PHOTOGRAPH BY SHANNON MCPHERRON, MPI EVA L
2017/06/12 リンク