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ブリンケン国務長官が北京で買ったお土産は何?

世界を飛び回っているアメリカのブリンケン国務長官です。

 

現在はサウジアラビアを訪問し、イスラエルとハマスの和平に向けた水面下の交渉を進めています。

 

その直前には中国を訪れ、王毅外相のみならず、習近平国家主席とも米中関係を安定させようと必死の取り組み姿勢を見せました。

 

残念ながら、いずれの場合も、これといった成果は得られていません。

 

要は、アメリカの政治、経済、軍事力が低下し、国際的な影響力や指導力が発揮できない事態が起きているわけです。

 

しかし、ブリンケン国務長官は習近平国家主席との嚙み合わない議論を終えて、北京空港に向かう途中、市内のレコード店に立ち寄りました。

 

 

実は、ブリンケン氏は熱心な音楽家で、自身もギターを良く奏でています。

 

そんな音楽大好き人間ですから、行く先々でレコード漁りに精を出しているようです。

 

今回の北京でも先ず手に入れたのは中国最高のロックバンドと高く評価されているドウ・ウェイの「黒夢」と題したレコードに他なりません。

 

独学でギターを勉強し、多くの楽曲の作詞作曲を手掛け、「天才」とまで呼ばれるドウ・ウェイ氏です。

 

新聞社への襲撃事件を起こし、拘置所に服役した経験を持つ、過激な音楽家でもあります。

 

そんな破天荒な音楽スタイルは多くのファンを虜にしており、中国の若い世代からは圧倒的な支持を得ているようです。

 

ブリンケン氏はそんなメタルスタイルのレコードを買うことで、表現の自由が規制されている中国で奮闘する音楽家を支援する気持ちを内外に示そうとしたに違いありません。

 

もちろん、ブリンケン氏は他のレコードも購入していました。

 

それはご存知、テイラー・スウィフトのレコードです。

 

2014年や2019年のヒットアルバムを買い込み、満面の笑みを浮かべていました。

 

スウィフトは中国でも大人気で、彼女のアルバム「Lover」は100万枚を最短の1週間で売り上げるという記録を達成したほどです。

 

傑作なのは、ドウ・ウェイのヒット曲は「黒夢」ですが、スウィフトの場合は「Bad Blood」(汚れた血)というタイトルが中国では最も人気を博したとされる点でしょう。

 

何やら奇妙な共通点を感じさせられます。

 

確かにブリンケン氏は音楽好きで知られていますが、北京での買い物は中国政府の対応に対する無言の抵抗心を現したものかも知れません。

 

何しろ、今回の北京訪問では、空港には中国側からは政府要人の出迎えも見送りも全くありませんでしたから。

 

 

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