The Wayback Machine - https://web.archive.org/web/20200213082945/https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09465.html

【照会先】

厚生労働省
医薬・生活衛生局検疫業務管理室
検疫業務管理室長 大重 修一
室長補佐 石田 恵一
 
健康局 結核感染症課
係長 山田 大悟
 (代表電話) 03(5253)1111
 

報道関係者各位

横浜港で検疫中のクルーズ船内の乗客の皆様に関する今後の対応について

〇 令和2年2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、海上において検疫を実施中ですが、船内におられる乗員・乗客の皆様の健康を確保するため、乗客の皆様には御自身のそれぞれの個室内で過ごしていただくようお願いするとともに、発熱や咳など呼吸器症状のある方に対しては新型コロナウイルス検査を実施して、陽性であれば下船し、医療機関で治療することで、船内での感染拡大を抑止してまいりました。
 
〇 一方で船内には、ご高齢で基礎疾患を抱えている方もおり、また、潜伏期間が経過するまで、窓のない部屋に長期間滞在せざるを得ないため、持病を悪化させ健康を害するおそれのある方もおられます。
 
〇 このため、新型コロナウイルス感染症とは別に、健康確保の観点からリスクが高いと考えられる方についてはPCR検査を実施し、陰性が確認された方のうち希望される方には、下船して政府が用意する宿泊施設で生活していただくこととします。なお、希望されない方は、そのまま船内に留まっていただくことになります。
 
〇 具体的には、80歳以上の方から順次、
・船内で窓のない部屋と、窓はあっても開閉できない窓しかない部屋で生活されている方
・基礎疾患などを抱えている方
について新型コロナウイルス検査を実施したところであり、陰性が確認された方については、御本人が下船を希望する方は下船し、潜伏期間が解消するまでの間、政府が用意する宿泊施設においてお過ごしいただくこととしました。
 
〇 なお、検査の結果、新型コロナウイルスの陽性が確認された方については医療機関において治療いただきます。また、陽性が確認された方の濃厚接触者については、今回の対応の対象外です。
 
〇 当該クルーズ船に対する検疫は、引き続き実施しています。必要な方には引き続き新型コロナウイルス検査を実施しており、その結果等については、追って公表いたします。