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新型コロナ 南ア産ワクチン、受注ゼロ 低接種率、でも工場閉鎖危機 アフリカ自給計画、風前

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南アフリカにあるアスペン社工場を視察するラマポーザ大統領(右)=2021年3月、AP
南アフリカにあるアスペン社工場を視察するラマポーザ大統領(右)=2021年3月、AP

 「アフリカに新型コロナウイルスの地元産ワクチンを供給する」として、南アフリカ政府や国際機関の肝いりで南ア国内に整備されたワクチン製造工場が、閉鎖の危機に直面している。アフリカではコロナワクチン接種を終えたのが人口の2割に満たない。世界的な目標の「7割」を達成するにはまだワクチンが必要なのに、一体なぜか。

 「注文がなければ生産ラインをいつまでも維持することはできない」。工場を整備した南アの製薬大手「アスペン」の役員、スタブロス・ニコラウ氏は毎日新聞の取材にこう答えた。3月上旬にアフリカ向けのコロナワクチン製造を正式発表したものの受注はゼロ。採算が合わないためこのままだと月内にも製造ラインを閉鎖し、元々あった麻酔薬製造ラインに戻す可能性があるという。

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