中国、国産コロナワクチンの承認4種に カンシノなど
【大連=渡辺伸】中国の国家薬品監督管理局は26日までに、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)などが開発する2種類の新型コロナウイルス用ワクチンについて、中国で一般向けの販売を承認したと発表した。国産の承認ワクチンは合計4種類となった。
カンシノのワクチンは軍の研究機関である軍事科学院と共同で開発し、同社の発表によると、ワクチンで感染を防げるとされる有効性は接種者のうち65.28%という。中国医薬集団(シノファーム)系列で湖北省武漢市の研究所が開発したワクチンも承認され、有効性は72.51%としている。
シノファーム系列では北京市にある研究所のワクチンが2020年12月末、販売の承認を得ていた。中国の衛生健康委員会によると、2月9日時点で全国で累計4052万回分の接種を終えた。新たなワクチンを承認し、国内での接種をさらに拡大するもようだ。
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